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明治21(1888)年7月15日、磐梯山の大噴火により大小300もの湖沼群が出来た。 その中の、桧原湖、小野川湖、秋元湖にはさまれて点在する大小40あまりを総称する湖沼群のこと。 名称は、五行思想の五色に由来する。 日本の重要湿地500 (環境省) の1つ。 |
湖水の成分や水中植物の影響などにより、エメラルドグリーン、赤茶、コバルト色、青色、銅色などの水をたたえ、神秘的美しい風景に満ちている。
季節、天候や、見る角度、時間によっても、水の色が違って見える。
"五色沼入口"と"磐梯高原駅"の間の、10数ヶ所の沼をめぐる"五色沼自然探勝路"がある。
3.6キロほどで約1時間強の散策コースで、観光名所として人気がある。
磐梯吾妻スカイラインにある五色沼は、まったく別のもの。
毘沙門沼は、駐車場からすぐなので、ぜひ立ち寄ろう。
また、裏磐梯ビジターセンターで知識を得るのもお勧め。
▲(北塩原村大字桧原)
明治21(1888)年7月15日、磐梯山の大噴火によりできた堰止め湖。 磐梯三湖 (秋元湖、小野川湖) の一つで、水深31メートル、湖周38キロと最大の湖。
大型遊覧船が行き交い、冬はワカサギ釣りで賑わう。
水没した昔の集落の鳥居などが、水が少なくなると、顔を出すことでも有名。
日本の重要湿地500 (環境省) の1つ。
《遊覧船 「あづま丸 ・ ばんだい丸」》
▲裏磐梯レイクリゾート (北塩原村桧原 Tel. 0241-37-1111)
・4月下旬〜11月上旬、毎日運行
・所要時間 35分
明治21(1888)年7月15日、磐梯山の大噴火によりできた堰止め湖。 東西3.5キロ、面積140ヘクタール。
磐梯三湖 (桧原湖、秋元湖) の中では一番小さいが、四季折々の湖岸の表情は素晴らしい。
大小の島々があり、"磐梯高原の松島"ともいわれている。
冬は、ワカサギの氷上釣りができる。
日本の重要湿地500 (環境省) の1つ。
吾妻山中から小野川湖に流れ込む「小野川湧水」は、名水百選に選ばれている。
▲(北塩原村) ・散策所要時間 60分
明治21(1888)年7月15日、磐梯山の大噴火によりできた堰止め湖。
磐梯三湖 (桧原湖、小野川湖) の一つで、湖周20キロと桧原湖に次ぐ大きさであるが、最大水深は33メートルと一番深い。
湖面のすぐそばまで山が迫り、神秘的な光景を醸し出し、夜明けには朝焼けで、湖面が黄金色に染まる。
日の出の写真撮影のスポットとしても有名。
日本の重要湿地500 (環境省) の1つ。
最近、外来魚(コクチバス)が増え、在来魚や水生昆虫への被害が問題になっている。
大正3(1914)年、当時としては東日本最大の水力発電所を建設し、東京へ日本初の長距離送電を始めた。
▲(北塩原村大字桧原字秋元)
面積 45ha、周囲 5km、標高 1,090mのカルデラ湖。
雄国山、猫魔ヶ岳、古城が峰、厩岳山などを外輪山にもち、周囲に 180haの湿原が広がる。
雄国沼湿原植物群落は、国指定天然記念物。
江戸時代初めに、大塩平左衛門の灌漑工事により面積が拡大した。
日本の重要湿地500 (環境省) の1つ。
ニッコウキスゲの大群落で有名だが、四季折々の草花が咲きほこる。
・5月 水芭蕉、ホロムイイチゴ
・6月 ワタスゲ、レンゲツツジ、ミツバオウレン、コバイケイソウ
・7月 ニッコウキスゲ、ヒメウギアヤメ
・8月 オゼミズギク、コバギボウシ、コオニユリ
・9月 エゾリンドウ
ニッコウキスゲの季節 (6月上旬〜7月中旬) は、雄国萩平駐車場から金沢峠までの林道がマイカー規制となり、シャトルバス利用となる。
▲(北塩原村)
・散策所要時間 60分
明治21(1888)年7月15日、磐梯山の大噴火により出来た湖沼群の一つ。
名前が付いている湖の中で、湖周3.5キロと一番小さい。
木の生えた小さな島がいくつかあり、霧などが出ると、えも言われぬ幻想的な風景が味わえる。
▲(北塩原村桧原字曽原山)
曽原湖エリア地区案内
桧原湖と小野川湖の間で、磐梯山の北側にある美しい沼。
湿地帯で囲まれており、野鳥も多く神秘的。
遊歩道沿いにある展望台から、中瀬沼を見下ろせる。
ここからの磐梯山は、裏磐梯の中で一番美しいとされ、いつも撮影する人で混んでいる。
入口の駐車場から展望台まで、660メートルほど。
レンゲ沼 (探勝路 0.7km 15分)
休暇村/裏磐梯の入口前にある。
周囲700メートルほどの小さな沼で、木道もしっかりしているので、車いすでも回れる。
レンゲ沼から、姫沼、中瀬沼へと散策するのもお勧め。
約1,200メートルほどで、所要時間も往復30分程度。
よく整備されており、木道を外れなければ子供にも安心。
駐車場も広いし、数台の木製テーブルもあるので、弁当を広げるのも良し。
駐車場脇が広場になっているので、シートを敷いて食事を楽しんでいる家族連れもよく見かける。
▲(北塩原村檜原)
小野川湖東岸より約2キロの位置にあり、高さは25メートルほどの滝。
グランデコスノーリゾートの途中から左の小路に入る。
昔の森林トロッコ列車が走っていた線路が遊歩道になっており、徒歩20分位で行ける。
滝の近くに、不動尊が祀られていることから名付けられた。
《参考 (車では行けず)》
布滝
小野川の源流。 幅広だが、ちまちました滝。
近くに、百貫清水がある。 奥不動滝 小野川不動滝の上流にある。 落差は20m程だが、流水部分の色が変色し、末広がりで美しい。
中津川渓谷を走破するには、1泊2日〜2泊3日が必要
朱滝 一番上流にあり、撃つ櫛津に感動の美滝。 一番上流にあり、撃つ櫛津に感動の美滝。 雨降滝 中津川渓谷の中でも最大級の落差/雨降滝の傍らに三筋滝。 下雨降滝 正面はもとより、横からの景色は素晴らしい。 不忘滝 近づくことは困難。 遠望で鑑賞。 熊落滝 見事な岩盤を背景に、落差15mほどの滝は美しすぎる。 静滝 幅一面に流れ落ちる様は、感動と共に温かみすら感じる。 夫婦滝 それなりの水量の女滝が、寄り添うように流れ落ちている。 神楽滝 轟音と飛沫を伴った堂々たる姿に、神が宿るとされる滝。 筋滝 名の通り、筋状に流れ落ちるふしぎな景色。 二階滝 |
全長18キロほどの高原観光道路。
会津の桧原湖の北岸から、米沢の白布温泉を結ぶ。
平成15(2003)年に無料化された。
標高1,240メートルの白布峠を越え、磐梯山や桧原湖なども望め、景勝が多い。
特に、西吾妻を背景にした錦平の紅葉は、東北一といわれる。
冬期は、閉鎖される。
▲(北塩原村〜山形県米沢市)
明治21(1888)年7月15日の磐梯山大噴火の様子を学ぶ高原のミュージアム。
大噴火百年を記念して、昭和63(1988)年にオープンした。
マグマの響きを聞きながら"タイムトンネル"を抜けると、磐梯山のジオラマがある。 次いで、磐梯山の生い立ちや大噴火の状況、五色沼の一日などが楽しめる。
2階には、2千年ほど前に中国で発明された地震計や、気象観測機器が展示されている。
最後に展望台で磐梯山をみると、山頂のえぐれ方で大噴火のすさまじさが実感できよう。
道路の向かい側に磐梯山3Dワールドがある。
左の壁際に、なぜか「水車式発電機」が展示されている。
▲(北塩原村桧原字剣ヶ峰1093-36
Tel. 0241-32-2888 〔HP〕)
・8時〜17時 (12〜3月は 9時〜16時)
・見学時間 1時間
世界で最初に"全円周立体映像システム"を使った映像館。
観客は、高4.5メートル、長さ42メートルの完全な円筒型の超大画面の中で、臨場感たっぷりの体感を味わえる。
磐梯山麓に、地震を予知したウサギやヘビ、野鳥などが逃げまどい、突然大爆発音が鳴り響く。
大きな石が飛んできて、足元には高熱の泥流が流れる。
やがて、雄国沼のミズバショウ、ニッコウキスゲなど四季折々の景色が映し出される。
道路の向かい側に磐梯山噴火記念館がある。
▲(北塩原村桧原字剣ヶ峰1093-716 Tel. 0241-32-2333)
・8時〜17時
・休館 12〜3月
・見学時間 20分
平成11(1999)年、開館。
特に絵画・彫刻・版画などのダリ作品を数多く所有し、世界のダリ3大美術館の1つ (スペイン/Dali Theatre and Museum、アメリカ/Salvador Dali Museum) とされる。
「一度は行ってみたい美術館」にも取り上げられており、売店のグッズ品ぞろえも豊富。
▲(北塩原村大字桧原字剣ヶ峰1093-23 Tel. 0241-37-1088 〔HP〕)
・9時30分〜17時 (天候の状況により変更)
・休館 冬期(11月中旬〜4月中旬)、展示替え時など不定休
平成14(2002)年、宿泊施設「休暇村裏磐梯」の敷地に設置。
360度電動回転式の八角天体ドーム (標高800m)。
宿泊者でなくても利用できるが、事前に問い合わせが必要。
◇ 15p 屈折望遠鏡 (タカハシ製)
◇ 8p 屈折望遠鏡 (ビクセン製)
◇ 7.5p 屈折望遠鏡 (ペンタックス製)
▲(北塩原村桧原字小野川原1092-3 Tel. 0241-32-2421 〔HP〕)
・20時〜20時30分 (21時閉館)
・休業 荒天時、一応12月〜3月 (事前予約で可)
平成11(1999)年、オープン。
米沢街道の宿場/桧原宿の歴史や文化を再生。
磐梯山噴火で湖底に沈んだ桧原宿場の集落の様子などが、ジオラマなどで再現されている。
温泉を煮詰めて作った人気沸騰の「会津山塩」を使った山塩ラーメンが食べられる。
▲(北塩原村大字桧原字苧畑沢1034-19 Tel. 0241-34-2200)
・9時〜17時 (Sio-Ya 10時〜15時30分)
・定休 火曜日
永録8(1565)年、蘆名氏重臣で桧原の守将/穴沢加賀守俊恒が築く。
前年に居城/戸山城で伊達勢侵略を撃退したが、北の尾根が弱点と知り、急ぎ築城し本拠を移した。
桧原鉱山を狙って侵入を繰り返す伊達勢を防ぎ続けるが、伊達政宗の謀略により穴沢一族/四郎兵衛が裏切る。
天正12(1584)年、善戦すも天は味方せず遂に穴沢一族は自刃し、生き残った者も皆殺しにされた。
▲(北塩原村桧原字細野)
[地図]
慶長元(1596)年頃、修験中常坊によって発見された金山跡。
慶長10(1605)年、採掘が開始。
約60年間ほど採掘され、最盛期は月に黄金50両を産出し、家1千余も軒を連ね、会津藩屈指の鉱山であった。
貞亨2(1685)年、銀山として栄え、江戸後期に衰退。
明治20(1887)年、再開。
明治21(1888)年、磐梯山の噴火により中止。
昭和8(1933)年、再開されるが、昭和18(1943)年の金鉱山整備令により廃鉱。
集落外れの山を10数メートル上ったところに水抜き坑跡など、あちこちに遺構が見られるが、案内板や目印などは何もなく、埋もれる寸前。
▲(北塩原村桧原金山) <主な金山鉱跡については、こちら>
米沢街道にある一里塚で、若松から9里の位置にある。
桧原鉱山の近くにあり、国境の要衝でもある。
直径9メートル弱、周囲33メートル強、高さ2メートル弱の塚。
鷹狩りの場所であったため、"鷹の巣"と呼ばれていた。
▲(北塩原村桧原字吾妻国有林内)
国道459号沿いにある。
喜多方市内すら遠方の景色、最近では樹木が成長し、青葉の季節を迎えると雑草も加わって視界が遮られる部分もあるが、一休みには持ってこいの場所。
ただし、トイレはない。
▲(北塩原村北山上ノ台)
国道459号沿いの桧原湖岸にある。
▲(北塩原村大字桧原字南黄連沢山1157
Tel. 0241-33-2241
〔HP〕
〔HP〕)
・販売、紹介コーナー
9時〜19時
▲グランデコスノーリゾート(Tel. 0241-32-2530) 《林野庁選定の野外スポーツ地域》
▲裏磐梯猫魔スキー場(Tel. 0241-32-3001) 《林野庁選定の野外スポーツ地域》
▲裏磐梯スキー(Tel. 0241-32-2177)
▲休暇村磐梯高原クロスカントリーコース(Tel. 0241-32-2421)
文化財 | 磐梯山ゴールドライン | 磐梯吾妻レークライン | |
遠藤十次郎 | 大塩の塩井 | [歌碑]中山義秀 | [歌碑]水原秋桜子 |
道路元標 | 温泉神社の道標 | 平時災害救護発祥の地 | |
小野川発電所 | 北山発電所跡地 | ||
《一里塚》 | 樟一里塚 | 八丁壇一里塚 | 中ノ七里一里塚 |
桧原一里塚の碑 | 鷹ノ巣一里塚 |