面積 3平方キロ、外周 7キロ、最大水深 96メート、標高 475メートルで、ほぼ円形のカルデラ湖。 約4万5千年前と約5千4百年前の2度にわたる大噴火によってできた。
昭和43(1968)年8月、「沼」から「湖」に名称を変更した。
ミズナラやブナの森に包まれ、ヒメマスが棲む。
古くからの竜神伝説に近い大蛇伝説が伝わっている。
毎年8月の第1土曜と日曜日には、"湖と妖精のフェスティバル"が開催され、勇壮な大蛇退治の時代絵巻の見物客でにぎわう。
ヒメマス料理による町興しも始まった。
オートキャンブ場なども整備されており、夏には湖水浴の穴場。
林野庁の自然観察教育林に選定。
▲金山町地域振興課(Tel. 0241-54-5327)
妖精を描いた絵画、絵本や、文学の資料、人形、妖精に関連した物などを展示。
沼沢湖畔の近くにある。
日本で、唯一の妖精の館とのこと。
樹木や草花、高い山々や大きな岩など森羅万象に神秘的な精霊が宿っているという。 そして、純粋な心を持つ人には、妖精に姿を変え微笑み語りかけてくるという。
▲有料/撮影禁止 (金山町大栗山狐穴2765 Tel. 0241-55-3180)
・9時〜17時
・休館 水曜(祝日の時は翌日)、11月中旬〜4月中旬頃
・見学時間 30分
天明・天保の飢饉の時に修験者によって彫り込まれた石仏群で、不動明王を中心に大小51体がある。
五穀豊穣、病苦退散を祈って彫られた仏像たちは、規模は小さいが、今も、やさしく微笑しでいる。
会津地方では、唯一の麿崖仏群像である。
▲(金山町大字山入字石日山2692)
金山町の山々には、春の雪と見まちがうほどの“こぶし”が咲き誇る。
昭和51(1976)年8月、“こぶし”が町の花として選定さた。
意賀美神社の境内の辛夷は、樹齢350年、樹幹周囲2.6m、樹高20mとされ、特に「鮭立のこぶし」と呼ばれている。
▲(金山町大字山入字鮭立)
7世紀頃に造られたと推定される豪族の墓。
直径30メートル、高さ5メートルの円墳。
沼沢沼近くの、太郎布高原にある。
川口村と大志村の境争いで、死罪となった川口村の者が糠をかけられて生き埋めになった墓との言い伝えもある。
▲(金山町大字大志字糠塚1576)
鎌倉以来400年間、この金山谷一帯を支配していた山ノ内氏が、山城を築いた本拠地。
本丸跡の頂上には、摩利支天が祀られている。
蘆名氏との領地を巡って、代々に亘る長い抗争の歴史の中、生き残りをかけた重要な場所でもある。
天正17(1589)年、伊達軍の会津侵攻時の壮絶な主戦場。
しかし、豊臣秀吉により領土を没収され、越後/大浦に転封となる。
《全図》
《地図》
《配置図》
天正17(1589)年6月5日、伊達軍は300年ほど続いた蘆名氏を摺上原の戦いで破り、怒涛の如く会津へ侵略を開始した。
18代の当主/山ノ内氏勝は、蘆名義広公の出陣命令を無視し摺上原に参戦しなかったが、伊達政宗公の降伏勧告も拒否し抗戦する。
7月23日、中丸城を攻略する伊達軍を撃退した古戦場。
゛説明板があるのみ。
▲(金山町横田)
《全図》
古来より炭酸水が湧出している「単純二酸化炭素冷鉱泉」で、便秘や胃腸病に良いといわれる。
採水している(株)ハーベスの工場の脇から10メートルほどの井戸に湧いていたが、今では道路沿いの公園風の場所に引水してある。
道の駅などや自動販売機で売っているので、そちらがお勧め。 天然炭酸水「aQaizu(アクアイズ)」。
明治10(1877)年、旧/会津藩士により商品「太陽水」として販売が始まる。
明治38(1905)年、国内向け薬泉「万歳炭酸水」だけでなく、「芸者印タンサン・ミネラル・ウォーター」の名称でもヨーロッパ諸国へも輸出されていた。
しかし、若松まで70キロ強もあり、運搬にコストがかかり過ぎたため休業となった。
平成16(2004)年、会津心水「aWa(あわ)心水(しんすい)」として再び販売が開始され、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどが多いことから脚光を浴びている。
▲(金山町大塩 上ノ山5298-3 周辺)
玉梨温泉の傍らにあり、国道400号から折れ、橋を渡った所。
昔々、十郎という侍の放った矢が突き刺さり、清水が湧き出したと云う。
産後の女がこの清水を飲んだところ、よく乳が出るようになったという。
▲(金山町玉梨)
美味しい水の湧出量は、多い。
取水しやすいようになっており、遠方から大勢の人が汲みに来ている。
▲(金山町土倉)
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おう穴 (甌穴) とは、川底や川岸の岩石に水流の渦流による侵食で、川底や川岸の岩石にできた円形の穴。 出来始めから完成までを1ヶ所で見ることができる全国的にも大変珍しい場所。 自然が創り出した奇岩怪石で、奇蹟の「岩の回廊」と評されている。 ▲(金山町大字大塩字滝名子) |
《参考 (車では行けず)》
八乙女の滝 落差は4〜7mと小さい斜瀑だが、新緑の季節やや紅葉の頃には魅力ある景色に出会える。 車で通行可能な道は、本名側の御神楽岳登山口スペース (4〜5台) まで通じているが、未舗装で狭く、普通車ではお勧めしない。 そこから登山道を進み、徒歩20分ほどにある。 ▲(金山町本名) |
平成19(2007)年、国道252号沿いに簡易な駐車施設として整備された。
JR会津川口駅前の交差点から三島町の方へ向かって、すぐ。
只見川の雄大な自然の中、昔懐かしい故郷の原風景が望める。
特に、大志集落の風景は 「日本のスイス」 と称されている。
ちょっとした休憩には最適なのだが、残念なことにトイレがない。
▲(金山町川口 大志地区)
・駐車 15台
平成25(2013)年4月26日、オープン。
金山町活性化センター/こぶし館を改築して開設。
国道252号沿いで、会津中川駅近く。
こぶし館 特産品の販売や、民俗資料などが展示してある。 アザキ大根を使った「高遠そば」を 食べることが出来る。 ・10時〜18時30分 (食堂は11時から) 金山町立歴史民俗資料館 こぶし館の中にある。 当時の民具などの生活用品を展示。 旧五十島家住宅 こぶし館の隣に移築されている。 350年前の江戸時代中期頃に建てられた民家。 豪雪地帯の標準的な造りの、うまやが中門にある曲がりのカヤぶき平屋。 ▲(金山町大字中川字上居平949 Tel. 0241-55-3334 〔HP〕 〔HP〕) |
「道の駅 奥会津かねやま」に隣接。
令和2(2020)年、奥会津地域在住者限定で開館。
現在は、一般公開。
水力発電のほか、奥会津の魅力を紹介。
片岡鶴太郎が描いた奥会津7町村の絵画も展示。
▲作品は撮影禁止 (金山町中川字上居平933 Tel. 0241-42-7771 〔HP〕)
・10時〜16時30分 (入館は16時まで)
・休館 月曜日 (祝日の時は翌日)、年末年始。
▲(金山町大字小栗山字上野
Tel. 0241-54-2022)
文化財 | 霊石山文化財群/参道 | 道路元標 | 横町の平石 |
妖精の小洞窟 | 大塩小学校跡 | 田代山登山入口 | |
西部橋 | |||
伊南川発電所 | 上田発電所(ダム) | 沼沢沼発電所跡 | 第二沼沢発電所 |
滝発電所(ダム) | 本名発電所(ダム) | ||
八十里越えを翔る(図) |