古来より、新しい年の家内安全、無病息災、一家繁栄を祈り、1年間、神棚に上げる縁起物。
小さな竹笛。
元旦に"吹く"から"福"を呼ぶ縁起物として買い求める。
昭和30年代初め頃までは、毎年元旦になると 「はつね、はつね」 の売り声とともに笛を吹きながら、売りに来た。
正月の三ヶ日が過ぎると、神棚から下げ、子どものオモチャにして遊ぶ。
高さ3,5センチほどの民芸品で、胴が赤い。
転んでも、すぐに立ち上がるところから、七転八起の象徴とされている。
子孫繁栄や財産の増加を願い、家族の人数より1個多く買う習わしになっている。
縁起ものであり、1年間、神棚に飾る。
約400年前、蒲生氏郷公が下級藩士の内職として作らせた物の一つで、正月に売り出したのが始まりとされる。
今でも、初市である"十日市"には、欠かせないものである。
ダルマの置物は、会津の「起き上がり小法師」から発祥したものである。
平成18(2006)年、会津出身の渡部恒三議員が、前原代表や鳩山由紀夫、菅直人、小沢一郎などに起き上がり小法師プレゼントした。
ところが、前原代表のものだけが起き上がらなかった。
選挙には欠かせないダルマの大本の出来事に、周りの雰囲気が凍りついたという。
この後すぐに、前原は代表を辞任したという逸話は有名。
八本の薄い竹を編み、貼った鮮やかな赤、青、黒など色紙の上に、金粉で「寿福の神」の4文字を書いてある風車。
風車の羽を、黒豆で止めてあるのが、会津の特徴。
「"まめ"で一年中元気に過ごせるように」との願いが込められた商売繁盛の縁起物。
初市である"十日市"で、買い求める。
平安時代から続く、会津を代表する伝統的な張り子。
厄除けの縁起物、幸せを運ぶ牛として親しまれている。
真っ赤な牛を形どった民芸品で、首がゆらぐ姿は、眺めているだけで心が和む。
特に、子供の疫病除とされている。
誕生の際に「子どもの守り神」として贈られている玩具。
ベコとは、会津弁で牛のこと。
大同2(807)年、柳津の虚空蔵尊を建立する際に難工事で困っていた。
そこへ赤い牛が現れ、材料の運搬など手伝った。
虚空蔵尊は、国の重要文化財に指定されている日本三大虚空蔵尊の一つ。
他にも諸説がある。
◇ 平安時代、都からの疫病が蔓延した時、赤い牛が現れ、身をもって追い払ってくれた。
身代わりになったため、身体に黒い斑紋が出来てしまった。
その後、感謝を込めて黒紋を描くようになった。
◇ 会津地方に天然痘が流行した時、赤べこの人形を持っていた子どもだけが病気に感染しなかったことから、無病息災・厄除け・疫病除けとして崇められるようになった。
これら伝説から、病気見舞いなどの信仰玩具としても用いられる。
天正年間、聞き知った蒲生氏郷公が無役武士の内職として奨励してから、今の原型が普及し殖産振興として確立したとされる。
現在の形になったのは、大正9(1920)年の全国玩具展覧会からである。
最近は、外国へのおみやげとして大人気。
最近、神指町に「赤べコ公園」ができ、小さいながらも訪れる赤べコファンが多いとのこと。
赤べコ発祥の地/柳津町には、町中の“あっちこっち”に赤べこ親子が現れる。
令和2(2020)年7月18日、新型コロナウイルスの早期終息を願って柳津町役場前に巨大赤べこ像 (全長3.6メートル、高さ1.8メートル) が設置された。
赤べこで着飾った町民バス「ふれあい号」も快走している。
顔の形をした凧。
代表的な図柄は「べろくん出し」で、目をむき、大きな口から長い舌を出して凄味がある。
大きいものでは縦6メートルのものもあるが、1メートル位が一般的なもの。
昭和初期までは、市内で数多くあげられていた。
唐人凧は、約400年前に中国より長崎へ伝えられた。
会津へは蒲生氏郷公が持ち込んだとか、海外貿易の仲立ちをしていた長崎の豪商の足立仁十郎が土産として持ち込んだといわれている。
戊辰の役での籠城していた鶴ヶ城から、日新館生徒の池上四郎 (後の大阪市長) が唐人凧をあげた。 城内の兵士の士気は大いに上がり、西軍は余裕のある姿に驚愕したとのこと。
同じ生徒の井深梶之助 (後の明治学院大学/総理、井深八重の育ての親) の話しによると、いつも唐人凧で遊んでいたという。
学問の神である天神様にあやかり、子供のすこやかな成長を願う伝統玩具。
男の子が生まれると、賢く、素直に成長するように贈る。
節句には、頭が良くなるようにと子供に買い与え飾る。
東北では、最も古い張り子でもある。
約400年前、蒲生氏郷公が下級藩士の内職として作らせた物の一つ。
京の都から張り子職人を招いて作らせたため、京風で上品な顔立ちをしている。
全国にある天神人形の中でも、日本一美男子な天神様といわれ、雛天神とも称されている。
創業 寛永元年。 戊辰の役の戦果を免れた建物。
会津唐人凧、竹細工。
アケビのつるで編んだ「アケビかご」もお勧め。
唐人凧作り、かざぐるま作りの体験教室あり。
・1週間前に要予約
国選定登録有形文化財。
歴史的景観指定建造物 (第10号)。
「会津復古会」加盟店。
▲(会津若松市中央1-2-7
Tel. 0242-22-1068 〔HP〕)
・9時30分〜19時
(11月〜3月は、〜18時30分)
・駐車場 なし
会津唐人凧、赤べこ。
赤べこ、唐人凧、切り絵など6つの体験教室あり。
・1〜300名
(10名以上要予約)
・合格ダルマの絵付け体験も人気
▲(会津若松市和田1-6-3
Tel. 0242-27-4358 〔HP〕)
・9時30分〜16時30分
・駐車場 18台
起き上がり小法師。 同じ顔のものはない。
絵付け体験教室あり。
・1〜30人
(8人以上は5日前まで要予約)
▲(会津若松市七日町12-35
Tel. 0242-23-1465)
・8時〜19時(体験は9時〜16時)
・定休日 不定休
・駐車場 2台
《移転か?》
元々は古布やアンティック着物の店であるが、民芸品も取り扱っている。
荒井工芸所の直売所。
体験もあり (要予約)。
「赤ベコ」「柿渋ベコ」「一閑張り」(1時間ほど)。
店名の意味は、「愛しいものに逢った時、ふっともらした笑顔が一番美しい」 からとのこと。
▲(会津若松市七日町2-4
Tel. 0242-27-7666 〔HP〕)
・10時30分〜18時
・定休 水曜日
会津福だるま、会津徳寿こけしの絵付け体験。
七転び八起きの福を呼ぶ縁起物。
合格だるま絵付け体験が人気。
▲(会津若松市山見町158-1 Tel. 0242-22-8300)
・9:00〜16:00
・1〜25人(要予約)
・所要時間 40分〜
・駐車場 あり
創業400年、現在地に店を構えて150年の老舗。
18代/店主は、賢者/伊東正義の秘書を経て、県議会議長などを歴任。
「竹花かご手作り教室 (要予約)」も行っているとのこと。
▲(会津若松市日新町14-29 Tel. 0242-27-0068 〔HP〕)
・8時〜17時
・休日 不定休、お盆、年末年始
赤べこ。
絵付け体験教室あり(要予約)。
看板などは出ていないので、まず電話を。
▲(会津若松市緑町8-70 Tel. 0242-27-6400)
・9時30分〜17時
・定休日 土曜日、日曜日
・駐車場 3台
老舗の漆器店だが、民芸品も取り扱っている。
▲(会津若松市大町1-9-3
Tel. 0242-22-0151 〔HP〕)
・9時30分〜18時
・駐車場 3台
赤べこ、会津一閑張り、柿渋ベコ。
≪商品取扱店≫
・笑美
・鈴木屋利兵衛
・福西本店 (福西伊兵衛商店)
・満田屋
▲(会津若松市八日町5-13 Tel. 0242-24-0020)