室町時代の蘆名盛信公の時代に漆の木の栽培が奨励された。
樹液は漆塗料として使うが、その漆の実から採れる蝋を灯りとして利用したのが始まりとされる。
織田信長に献上されるなど、漆の実の蝋は高級品のため歴代藩主も保護・奨励し改良が繰り返された。
品質にも磨きがかかり、火持ちするのが特徴。
雪の季節の婚礼や仏壇に供える一対の花の代わりとして絵ろうそくを飾るようになり、独特の発展を遂げる。
江戸時代に入ると、全国の大名や料亭、上級宿屋、豪商、神社仏閣などが競って買い求め、藩の財政を潤すまでになった。
西出丸の蝋蔵で管理され、将軍家や宮家にも上納された。
結婚式用は可憐な梅や童女が描かれており、神仏用は菊や牡丹などが描かれる。
今の蝋はハゼの実からとっているが、今でも1本1本、すべてが手作りされている。
灯す目的ではなく、インテリア小物として求める人が多い。
2月頃、鶴ヶ城、御薬園で雪景色の中で7千本ほどのろうそくが灯され、美しく幻想的に輝く「会津絵そうろくまつり」も開催される。
安永元年(1772)創業。
絵付け体験あり (3〜11月)。
・要予約
(前日まで。ただし15人以上は3日前まで予約)
・9時〜16時 (店舗は、〜19時まで)
・所要時間 50〜60分
・利用人数 2〜60人
▲(会津若松市七日町3-33 Tel. 0242-27-1873 〔HP〕)
・駐車 1台のみ(近くの市観光駐車場を利用)
徳川8代将軍/吉宗時代からの老舗。
絵付け体験あり。
・要予約 (5人以上は5日以上前)
・9時〜16時(店舗は、8時30分〜19時まで)
・所要時間 40〜60分
・利用人数 1〜50人位まで
▲(会津若松市西栄町6-27
Tel. 0242-27-0652)
・契約駐車場あり
旅館・ホテルの売店や、街中の多くの店でも、取り扱っている。
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