第一番 丈六薬師如来
・恵日寺 (真言宗豊山派)
・本尊は焼失。
・会津五薬師の、東方薬師如来。
▲(磐梯町大字磐梯字本寺上4950
Tel. 0242-73-2320)
第二番 北山薬師如来
・大正寺、松音寺
・別称、峯の薬師
・会津五薬師の、北方薬師如来。
▲(北塩原村大字北山)
第三番 中善寺薬師如来
・中善寺 (開堂山、真言宗豊山派)
▲(喜多方市関柴町関柴権現沢2063-1)
第四番 中央薬師如来
・勝常寺 (瑠璃光山、真言宗豊山派)
・近畿地方以外で、唯一の国宝。
・会津五薬師の中央薬師如来。
▲(湯川村大字勝常字代舞1764 Tel. 0241-27-4566)
第五番 定徳寺薬師如来
・定徳寺 (真言宗豊山派)
・勝常寺薬師の分身
▲(会津坂下町中泉中屋敷1729)
第六番 上宇内薬師如来
・調合寺 (曹洞宗)
・会津五薬師の、西方薬師如来。
▲(会津坂下町大上)
第七番 杉薬師如来
・薬王寺 (真言宗豊山派)
▲(会津坂下町船形字北杉)
会津坂下町観光協会 Tel: 0242-83-2111)
第八番 田子薬師如来
・常福院 (真言宗豊山派)
▲(会津美里町新屋敷字山王塚甲99)
第九番 中田薬師如来
・弘安寺 (普門山、曹洞宗)
▲(会津美里町米田字堂ノ後甲147
Tel. 0242-78-2131)
第十番 延命薬師如来
・延命寺 (天台宗)
▲(会津若松市神指町中四合字城戸)
第十一番 南方薬師如来
・慈光寺 (曹洞宗)
・会津五薬師の、南方薬師如来。
▲(会津若松市門田町堤沢字上村)
∴
第十二番 高田薬師如来
・薬師寺 (天台宗)
▲(会津美里町橋丸字橋爪94
Tel. 0242-54-4876)
薬師如来とは、東の浄瑠璃世界を守る教主。
正式な名称は「東方薬師瑠璃光如来」で、医王如来、薬師仏とも呼ばれる。
医薬を司る仏で、人々の病苦を救い、安楽の悟りに導いてくれる仏。
大乗仏教での如来の一尊。
一般的には、右手に施無畏印(せむいいん)を結び、左手に薬壺を持つ像として表わされる。
薬壺がなければ、釈迦如来との区別は難しい。
脇侍に日光菩薩と月光菩薩が配置され、薬師三尊像と呼ばれる。
眷属に、十二神将が配されていることが多い。
仏になる前の菩薩のころに「十二の大願」を立てた。
その第7願に「除病安楽」とあり、医薬の仏として信仰される。
来世の安楽に導いてくれる阿弥陀如来の四十八請願と同じだが、薬師は現世での安楽を与えてくれる。
どんな病に倒れても、薬師如来の経を49回唱え、49灯の灯りをともし、49の旗をたてると治るといわれる。
会津を貫く国道49号の名は、ここからきている。
最後には、阿弥陀のいる西の極楽世界に導いてくれる。
人形劇「浄瑠璃」の名は、ここから出ている。
薬師如来の縁日は、毎月8日。
≪国宝指定の薬師如来を所有する寺院≫
◇ 会津 勝常寺 (坐像、平安時代前期)
◇ 京都 神護寺 (立像、平安時代初期)
◇ 京都 醍醐寺 (坐像、平安時代前期)
◇ 京都 仁和寺 (坐像、平安時代)
◇ 奈良 元興寺 (立像、平安時代前期)
◇ 奈良 新薬師寺 (坐像、平安時代初期)
◇ 奈良 唐招提寺 (立像、奈良〜平安時代初期)
◇ 奈良 法隆寺 (坐像、金堂/飛鳥〜奈良時代・講堂/平安時代中期)
◇ 奈良 薬師寺 (坐像、奈良時代)
◇ 奈良 奈良国立博物館 (坐像、平安時代前期)
◇ 大阪 獅子窟寺 (坐像、平安時代前期)