巡 礼、 札 所 巡 り、 霊 場 巡 り、 願 掛 け

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会 津 十 二 支 守 り 本 尊

 生まれ年の干支によって、守護してくれる「守り本尊」が定められている。
 「守護仏」とも呼ばれる。
 自分の「守り本尊」を本尊としている寺院に参拝し、
御守御札を身に付け、家の床の間などに祀り願う。
※ 各居住地にもあり、下記は著名な寺院を記載。

子(ね)   千手観世音菩薩

子 立木観音 千手観世音菩薩

 立木観音

   ・恵隆寺 (金塔山、真言宗豊山派)

   ▲(会津坂下町大字塔寺字松原2944
          Tel. 0242-83-3171)

≪千手観世音菩薩とは≫
 すべての衆生を救済する観音菩薩の変化身で、六観音の一尊。
 眼が付いている千本の手で、すべての人々の苦悩を救い、願い事を叶えてくれる。
 千手観音菩薩、十一面千手観音、千手千眼観音、十一面千手千眼観音、千手千臂観音、蓮華王などとも呼ばれる。
 一般的には、十一面四十二臂であらわされる。
 合掌する2本の手を除いた40本の手で、「25の世界」を救うとされる。
 欲界の十四有、色界の七有、無色界の四有(う)を「三界二十五有」という。
 ☆縁日は、毎月18日。

丑(うし)・寅(とら)   虚空蔵菩薩

丑・寅 柳津・福満虚空蔵尊

 福満虚空蔵尊

   ・円蔵寺 (霊厳山、臨済宗妙心寺派)

   ▲(柳津町大字柳津字寺家町甲176
         Tel. 0241-42-2001)

≪虚空蔵菩薩とは≫
 「虚空を蔵する」菩薩の一尊で、広大な宇宙のような無限の智恵や知識・記憶と、慈悲を司る。
 無限の功徳をもち、限りない利益を与えるとされる。
 13歳になると智恵や知識を授かりに、「十三詣り」が行われる。
 5つの智恵を5体の菩薩像で表わしたものを、五大虚空蔵菩薩という。
   ・法界虚空蔵(中央、白色)
   ・金剛虚空蔵(東方、黄色)
   ・宝光虚空蔵(南方、青色)
   ・蓮華虚空蔵(西方、赤色)
   ・業用虚空蔵(北方、黒色)
 ☆縁日は、毎月13日。

卯(う)   文殊菩薩

卯 天寧寺文殊 文殊菩薩

 天寧寺文殊

   ・(萬松山、曹洞宗)

   ▲(会津若松市東山町石山天寧208
          el. 0242-26-3906)

卯 清龍寺・高田文殊 文殊菩薩  高田文殊

   ・清龍寺 (護国山文殊院、天台宗)
   ・日本三文殊の一つ。
   ▲(会津美里町字文珠西甲3611
        Tel. 0242-54-2786)

≪文殊菩薩とは≫
 文殊師利の略称で、妙吉祥菩薩とも呼ばれ、智恵を司る菩薩の一尊。
 ことわざ「三人寄れば文殊の智恵」の主。
 インドに生まれ、釈尊の弟子になった実在の人物といわれる。
 問答に優れていた者が病に伏したお見舞いに、釈迦の代理として行った文殊菩薩だけが対等に問答を交えたという。
 一般的な造形は、獅子の背の蓮華座に結跏趺坐し、左手に経典を乗せた青蓮華を持ち、右手に智恵を象徴する宝剣を持つ。
 ☆縁日は、毎月25日。

辰(たつ)・巳(み)   普賢菩薩

辰・巳 願成寺 普賢菩薩

 願成寺

   ・(叶山、三宝院、浄土宗)

   ▲(喜多方市上三宮町上三宮字籬山833
           Tel. 0241-22-1565)

辰・巳 愛宕神社 普賢菩薩  愛宕神社

   元/別当の金蔵院との所縁。

   ▲(会津若松市慶山2-43
       Tel. 0242-26-3395)

≪普賢菩薩とは≫
 金剛手菩薩とも呼ばれ、仏の慈悲と理知を顕して人々を救う菩薩の一尊。
 元は女性だったが成仏して男性になったと云われ 女人の往生を助ける女人救済の菩薩でもある。
 通常、文殊菩薩とともに釈迦の脇侍を勤める。
 独尊として表わされる場合は、蓮華座を乗せた六牙の白象に結跏趺坐して合掌する姿が一般的である。
 ☆縁日は、毎月24日。

午(うま)   勢至菩薩

午 願成寺 勢至菩薩

 願成寺

   ・(叶山、三宝院、浄土宗)

   ▲(喜多方市上三宮町上三宮字籬山833
           Tel. 0241-22-1565)

≪勢至菩薩とは≫
 菩薩の一尊で、衆生の菩提心を起こさせ、智恵の光で地獄や餓鬼界へ落ちないように救う菩薩。
 大勢至菩薩、得大勢至菩薩とも呼ばれる。
 水瓶を付け、両手を合せる姿で、阿弥陀三尊の右脇侍としての造形が多い。
 日本では、午年の守り本尊として信仰されている。
 ☆縁日は、毎月23日。

未(ひつじ)・申(さる)   金剛界大日如来

未・申 圓蔵寺 金剛界大日如来

 円蔵寺大日堂

   ・(霊厳山、臨済宗妙心寺派)

   ▲(柳津町大字柳津字寺家町甲176
         Tel. 0241-42-2001)
中川原大日如来  大日堂

   ▲(会津若松市湯川町)  など

未・申 立木観音 金剛界大日如来  恵隆寺三佛堂

   ・(金塔山、真言宗豊山派)

   ▲(会津坂下町大字塔寺字松原2944
          Tel. 0242-83-3171)

≪金剛界大日如来とは≫
 大日如来とは、宇宙そのものであり、太陽を超える「光り輝き、遍く照らす」を意味する。 遍照如来、摩訶毘廬遮那如来、遍照尊とも呼ばれる。
 その姿は、精神の世界(仏の智)を表す「金剛界大日如来」と、物質の世界(仏の理)を表す「胎蔵界大日如来」の二面を持つ。
 金剛界大日如来は、左手の人さし指を胸前で立て、その人さし指を右手の拳で包み込む「智拳印」を結んで、全てを断ち切る金剛の石のような強い智恵を表す。
 胎蔵界大日如来は、左手を下に右手を上に腹の前で組み「法界定印」を結ぶ。
 ☆縁日は、毎月8日。

酉(とり)   不動明王

酉 大聖長命不動尊(大龍寺) 不動明王

 大龍寺/長命不動尊

   ・(宝雲山、臨済宗妙心寺派)

   ▲(会津若松市慶山2-7-23
      Tel. 0242-27-9376)

≪不動明王とは≫
 明王の一尊であるが、大日如来の化身とも、五大明王の中心となる明王ともいわれる。 不動尊、大日大聖不動明王、不動金剛明王、無動明王、無動尊などとも呼ばれるが、「お不動さん」で親しまれている。
 悪魔を降伏させ、煩悩をかかえた衆生をも無理矢理に導き救済するために、忿怒の姿をしている。
 両脇に矜羯羅童子と制多迦童子を従えた不動三尊像で表されることが多い。
 眷属の人数は、経典によって 「二童子(不動三尊)三童子 ・四童子・五使者・八大童子・十二使者・三十六童子・四十八使者」などと異なるが、不動三尊に次いで
 「八大童子三十六童子四十八使者
が一般的である。
 ☆縁日は、毎月28日。

戌(いぬ)・亥(い)   阿弥陀如来

心清水八幡神社

 心清水八幡神社

   ・塔寺八幡宮とも呼ぶ。

   ▲(会津坂下町大字塔寺字松原2859
          Tel. 0242-83-2553)
阿弥陀寺  阿弥陀寺

   ・(浄土宗)

   ▲(会津若松市七日町4-20
       Tel. 0242-27-7445)
戌・亥 立木観音 阿弥陀如来  恵隆寺三佛堂

   ・(金塔山、真言宗豊山派)

   ▲(会津坂下町大字塔寺字松原2944
          Tel. 0242-83-3171)

≪阿弥陀如来とは≫
 西方に建立したという極楽浄土を持つ如来の一尊。
 無量無辺で限りない知恵と慈悲を意味する。
 無量寿如来、無量光如来、無量、不可思議光如来、尽十方無碍光仏、阿弥陀仏、弥陀仏、無量寿仏、無量光仏とも呼ばれる。
 空間と時間の制約を受けず、無明の現世をあまねく照らす光の仏とされる。
 阿弥陀三尊のときは、脇侍に観音菩薩と勢至菩薩を従える。
 ☆縁日は、毎月15日。

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