巡 礼、 札 所 巡 り、 霊 場 巡 り、 願 掛 け
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会 津 七 福 神
古来よりの言い伝えがある。
「日本古来の恵比寿様が、福をもたらす6神を、宝船に乗せて連れて来た」
しかしながら、戊辰の役による荒廃と、
明治政府が施行した大罪/廃仏毀釈という仏教弾圧
によって姿を消したが、復興された。
現在の「会津七福神」は、昭和62(1987)年に旧/会津領の6寺1社で発足した。
七福神については、こちら。
福禄壽 (福禄寿) 建福寺
・【御利益】 財運、開運、健康
・(大宝山、臨済宗妙心寺派)
▲(会津若松市建福寺前7-3
Tel. 0242-28-3892)
≪福禄壽とは≫
一般的には、禿げた長頭でヒゲを長くはやした小柄な姿で、経巻を結んだ杖を持ち、鶴を伴っている姿で表わされる。 頭と胴が相半ばする程の長頭が人望をあらわしている。
道教で理想とされる「幸福、俸禄、長寿」の三徳を、具現的な形にした。
「コウモリ、鶴、松」の絵に表わされることがある。
「福星、禄星、寿星」の3星を神格化したものであったが、寿星の南極老人と呼ばれる南極星の化身として伝わった。
福禄人とも呼ばれる。 寿老人とは名が違うが、同じ神されたり、混同されることがある。
・【御利益】 大漁豊漁、五穀豊穣、商売繁盛
・(霊厳山福満虚空蔵尊、臨済宗妙心寺派)
▲(柳津町柳津字寺家町甲176
Tel. 0241-42-2002)
≪恵比壽とは≫
一般的には、狩衣 (かりぎぬ)・指貫 (さしぬ) を着て、風折烏帽子 (かざおりえぼし) をかぶり、右手に釣りざおを持ち、左わきに鯛をかかえている姿で表わされる。
唯一の日本の神であり、そもそも豊漁の神、水難除けの神であった。
恵比須、夷、戎、蛭子、寿老寿とも表記される。
水蛭子 (ひるこ)、事代主神 (ことしろぬし) ともいわれる。
元々、「夷」や「戎」と書かれており、日本古来の原住民の神とも伝えられている。
平安時代後期には、「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす商業や農業の神となった。
やがて七福神の一人となり、生業を守り、福をもたらす神となった。
耳が遠い神といわれ、参拝する際は本殿の裏側にまわり、必ず設置されているドラを叩いて、お願いしなければならないとされる。
蛭子を「ひるこ、ひるのこ」と読むと、日本神話での伊弉諾 (いざなぎ) と伊弉冉 (いざなみ) の間に生まれた第一の子である。
3歳になっても足が立たなかったため、小舟に乗せて海に流されたという。
・【御利益】 寿福円満、開運招福、商売繁盛
・(天台宗、高田薬師如来)
・縁日 甲子の日
▲(会津美里町橋丸字橋爪94
Tel. 0242-54-4876)
≪大黒天とは≫
一般的には、米俵の上に乗り、打ち出の小槌を持ち、大きな福袋を肩にかつぎ、頭巾をかぶった笑顔の姿で表わされる。
袋を背負っている袋には、日本神話での八十神たちの荷物が入っているとも、金、銀、瑠璃、玻璃、シャコ、珊瑚、瑪瑙の7宝が入っているともいわれる。
元々、インドのヒンドゥー教シヴァ神の化身である破壊を象徴する大暗黒の神 (大暗黒天) のことである。 すなわち 「戦闘、財福、冥府」を持ち、血肉を喰らう神である。
加護を得られれば、戦いに勝つことができるという。
日本に伝わり、物を司どる大国主命と習合して、富財の神となった。
密教では、飲食をつかさどる忿怒を示す神となり、寺の厨房に祭られた。
神道の一部では、二つの米俵に乗って帽子をかぶっている姿は男性器を表し、子宝や子作りに御利益があるとされる。
・【御利益】 除厄、福徳円満、財富、商売繁盛、開運出世
・(萬松山、曹洞宗)
・縁日 1月,5月,9月の最初の寅の日
▲(会津若松市東山町石山天寧208
Tel. 0242-26-3906)
≪毘沙門天とは≫
一般的には、邪鬼を踏みつけた岩座上に立ち、甲冑に身を包み、右手に鉾、左手に宝塔を持つ姿で表わされる。 微笑んでいる七福神のなかで唯一、いかめしい表情をしている姿から威光の神とされた。
多聞天ともいわれる。 上杉謙信が信仰したことで有名。
勝負事にも ご利益がある、と崇めらている。
古代インド神話の神であり、ヒンドー教ではクベーラという財宝の神である。
寅の年・寅の月・寅の日・寅の刻に、世に現れたとされる。
中央アジアから中国に伝わる過程で、仏に帰依した四天王 (持国天、増長天、広目天) の中で最強の武神となり、北方に位置する戦勝の守護神となる。
辯財天 (弁財天) 長福寺
・【御利益】 財福、子孫繁栄、縁結び、夫婦円満、子宝授け
技能・芸能上達、五穀豊穣、智恵増長
・縁日 己巳の日
▲(郡山市湖南町赤津字寺ノ前4595 <旧/会津藩領>
Tel. 0249-83-2160)
≪辯財天とは≫
一般的には、琵琶を弾く天女の姿で表され、七福神の中で唯一の女の神である。
弁才天、辯才天、弁天とも表記され、優しいお顔やお姿から愛敬の神となる。
人々に財宝を与えるといわれ、お金を増やしてくれる鎌倉の「銭洗い弁天」に代表される。
日本に伝来し、「才」が「財」の音と同じことから財福の神が付与された。
インド神話での聖なる河川の女神であるサラスヴァティー神。
妙音天、美音天とも呼ばれ、音楽、智慧の神として、吉祥天とともに信仰された。
その後、吉祥天と同一視されるようになる。
・【御利益】 健康長寿、開運、若返り、若さ維持
▲(会津美里町高田字宮林甲4377
Tel.0242-54-5050)
≪壽老人とは≫
一般的には、白髪で頭が長く、巻物と団扇をつけた杖、または不死の霊薬を入れた瓢箪、または不老長寿の桃を持ち、鹿や鶴を連れている姿で表わされる。
寿老福神とも呼ばれる。
中国の宋代(1086〜1093)の伝説中の人といわれている。
1060年頃に実在していた道士との説もある。
従えている鹿は1千年以上生きており、その肉を食べると2千才の寿命を得るといわれる。
道教の神、カノープス (南極老人星) の化身で、酒が大好きな赤顔をした長寿の神とされる。 カノープスと呼ばれる星座は、まれにしか見えないため寿星と呼ばれ、寿命を支配する星として信仰されていた。 カノープスとは、南半球の夜空に輝く龍骨座のα星のこと。
・【御利益】 商売繁盛、家庭円満、学業成就、旅行安全
・(宝雲山、臨済宗妙心寺派)
▲(会津若松市慶山2-7-23
Tel. 0242-27-9376)
≪布袋尊とは≫
一般的には、豊満な太鼓腹を出し、大きな袋を背負い、杖を持った僧侶の姿として表わされる。 水墨画や詩画の題材に、よく用いられる。
弥勒仏の化身ともいわれ、肥満体の円満な人格と大きなお腹から度量の広い大量の神とされ、室町時代後期に七福神に組み入れられた。
所持している袋は、「堪忍袋」とされるようになった。
中国の唐時代に実在していた禅僧・契此 (かいし) とされる。
太鼓腹の半裸で、常に日用品の入った袋を背負っていたことから、布袋という俗称がつけられた。 住まいを定めることなく、あちこちに泊まり歩き、吉凶や天気を占っていたという。
七 福 神
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