正門にも数台駐車できるが、裏にある駐車場を利用しよう。
駐車場脇が蓮池であるが、帰りの楽しみとして、まず公道を通り正門に向かう。
入ると、左手に六地蔵尊が出迎えてくれる。
龍興寺については、こちら。
天海大僧正が得度した寺でもある。
正門から真正面の位置にある。
天海大僧正が見た霊夢によって、村境にあった浮目 (浮身) の水田から発見された観音像。
[縁起]
平成5(1993)年、八葉堂へ移された。
毎年11月3日に、ご開帳。
会津三十三観音の番外札所である。
<御詠歌> 浮身をば 救
八葉堂の裏方向にある一対の五輪之塔。
大正4(1915)年、歴史学者/黒板勝美・辻善之助/両博士 (後に東京帝国大学教授) の調査により、天海大僧正の両親である船木兵部少輔景光と妻の墓であることが確認された。
地輪に刻印された文字は、言われれば「景光」のように見える。
一対の五輪の塔の中央にある石碑「慈眼大師両親之墓」が目印。
近くの公民館には、天海の誕生を記念して両親が建てた「護法石」や、「天海大僧正石像」、「誕生地の石碑」がある。
天海大僧正については、こちら。
ハスの見ごろは、
7月上旬から8月上旬。
約2千年前の種から発芽した"大賀蓮"を、平成8(1996)年に東京大学農学部付属緑地植物実験所から貰い受け、翌年には咲きはじめたという。
その他にも20種類以上の蓮が咲き誇り、各地からの見物者で賑わう。
蔵のような不動明王堂の中で、整頓をしていた住職の息子さん? (修行僧?) を見かけた。
天海の両親墓を尋ねた。
教えてもらった通りに行ってみたのだが、当時は案内板がなく、なかなか見つからない。
聞いた墓の形も、似たようなものが、あちこちにある。
諦めて帰ろうと蓮池に向かうため本堂の脇を歩いていたら、離れている不動明王堂内から 「分りましたか」 と声をかけてきた。
「分らない」 と答えると、すぐさま草履をつっかけ、頼んだわけでもないのに、いやな顔をするでもなく、自ら案内してくれた。
この様な心ある人のいる寺で、“永久の眠り”につきたいものである。