「屏風岩とは 嬉しじゃないか 掛けてゆこかよ 恋衣」
昭和5(1930)年の3度目来訪から4年後に、再訪を心残りと言いつつ49歳の生涯を終えた。
さあ、東山温泉に宿泊し、会津に残っている名残を、訪ねよう。
《3度の来訪とも 「新滝旅館」 に滞在した》
館内ロビー脇の1区画に、無料開放されている。
を訪れた3度の いずれも当館 (新滝旅館) に逗留しており、その時に残された作品の中から、数点が常時公開・展示されている。
宿泊者ではなくても、快く見学させてもらえるはず。
▲新滝 (会津若松市東山町湯本川向222)
↓
「宵待草」
「まてどくらせど 来ぬひとを 宵待ち草のやるせなさ こよいは月も 出ぬそうな」
新滝の入口にある洗心橋の手前角に、建立されている。
昭和41(1966)年9月、代表作の1つ「宵待草」発想の地/大川端に建立。
昭和52(1977)年9月、夢二が好きだった雨降り滝の橋の手前に移設。
昭和56(1981)年、背炙山ロープウェイの東山ケーブル駅前に移された。
昭和60(1985)年、背炙山頂上までの車道が開通に伴い利用客が激減したため、ロープウェイが廃業になってしまい、現在の地/旅館の新瀧に移された。
↓
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《竹久夢二 (1884〜1934)》
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↓ 3,6 Km
お土産は、宵待草と夢二菓譜 (上菓子司 会津葵) で決まり !?
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宵待草
夏の大川を彩る宵待草と、会津を愛した夢二をイメージした
求肥。
夢二菓譜
干菓子の「御法度打ち菓子」。
▲本店 (会津若松市追手町4-18)
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↓ 5,0 Km
大川端碑
会津磐梯山が
ほのぼの見ゆる
心ぼそさに たつ煙
大川堤に、碑があるのみ。
▲(会津若松市門田町字飯寺上川原1)
↓ 26,9 Km (磐越自動車道を使えば10分ほど早いが有料)
竹久夢二 ロマン記念碑 (きよひめ公園)
昭和5(1930)年夏、地元の娘をモデルにして、数多くのスケッチを描いている。
魚渕の逸話に感銘を受け、詩も残している。
▲(柳津町柳津字諏訪町)
↓ 25,4 Km
蔵座敷美術館
平成2(1990)年、笹屋旅館の蔵座敷を美術館として開館。
建物は、明治24(1891)年築の蔵で、上段の間・中の間・三の間の3部屋から成っている。
竹久夢二「秋のおとづれ」をはじめ、日本画・屏風絵・掛け軸、書、彫刻、陶磁器など約100点の作品を収蔵・展示。
会津を訪れた夢二は3度とも逗留しており、直筆4点・復刻版4点の作品を所蔵とのこと。
左側の入口手前に、竹久夢二の歌碑がある。
▲笹屋旅館 (喜多方市字三丁目4844 Tel. 0241-22-0008)
・10時30〜16時
・休館 月曜日、冬期間は土日祭日のみ開館
《笹屋旅館》
明治12(1879)年、創業。
3代目/圭一郎が画商を兼ねていたため、数多くの画家も逗留していた。
名取春仙
、小川芋銭
、森田恒友
、安田靱彦
、下村観山、酒井三良、武者小路実篤など。
当時、旅をしている画家は、旅先で即売用の絵を描くのが常であったため、旅館に多くの絵が残された。
↓ 1,0 Km
月見橋 (田付川)
喜多方市中川原と道緑町を結ぶ田付川に架かる橋。
竹久夢二が、この橋から輝くばかりの月を見て、大いに感動したことに由来する。
親柱は、月をイメージして形成されている。
全長:45.5メートル
幅員:14.8メートル
形式:2径間PC連続ポステン中空床版橋
平成8(1996)年、旧橋梁が水害で落橋。
平成9(1997)年、現在の橋が竣工。
▲(喜多方市中川原〜道緑町)
↓ 3,1 Km
会津縦貫北道路/喜多方IC
親友/長尾為治の孫/睦夫氏は、会津若松市内の営んでいた酒店の2階で「
竹久夢二資料館」を開設していたが、残念ながら火災が発生し、貴重な資料などと共に焼失しまった。
《参考 主な作品》 作品の画像は非公開、ツールチップは有り。
愛して頂戴
、愛の総勘定
、青い木の実
、赤襦袢
、秋
、秋(みのり・秋の色)
、秋雲流れて
、秋の海
、秋のいこい
、秋のしらべ
、秋の夜
、秋晴れ
、秋りんどう
、浅草の踊り子
、あした
、姉と妹
、尼寺へゆく女
、雨の日
、家の見える風景
、田舎はきれいです
、◇猪苗代の秋
、居眠り
、居眠り地蔵
、海をみる子ども
、梅川
、梅川忠兵衛
、占
、浦のあけくれ
、扇をもつ女
、鴨東の夏
、丘の上の少女
、お光の亡霊
、おこそずきん
、お七
、落葉
、お伽の国めぐり
、おどり
、お夏
、おはなし
、帯
、想い
・想い
・想い
、阿蘭陀の花
、女
、女十題(逢状
・産衣
◇朝の光へ
◇北方の冬
・木場の娘
・黒猫
・紅梅
・三味線堀
・ネルの感触
・舞姫
海浜にて
、蛙
、鏡の女
、柿の木の下の女
、かくれんぼ
、果実篇アダム
、風
、片想い
、カフェーの女
、紙屋治兵衛
、鴎の歌
、
、カルタ
、歌留多
、かるた会
、唐船や
、唐船屋
、寒月
、黄色いくだもの
、祇園夜話
、岸邊に立ちて
、紀伊国屋
、黄八丈
、紀伊国屋
、きまぐれ竹の子
、九連環
、緊縮小唄
、クリスマス
、黒猫を抱く女
、黒船屋
、閨怨
、化粧の秋
、ケンタッキーホーム
、
恋三題
:挿絵
、紅梅
、恋のほそみち
、曠野の娘
、こたつ
、こたつ
、こたつ
西鶴五人女
、竿の先の心臓
、作歌/ふるさと
、五月の朝
、五月の朝
、五月の夜
、幸せの予感
、静けき夜に
、紙帳
、姉弟
、詩/母
、治兵衛のマスク
、写生
、三味線草
、少女と動物雙六
、湘南風光
、春宵-為白川夫人
、初夏
、初春
、水族館
、水竹居
、助六
、青春譜
、石庭(七夕)
、早春
、早春の山山
、霜葉散る
、ソファーで本を見る女
、空高き頃
宝船
、立田姫
、七夕
、旅
、旅の唄
、旅の夜
、玉椿
、近松情話
、千代紙(日傘
・藤
・マッチ)
、月のあかり
、筑波山図
、椿少女
、燕のお家
、爪をきる女
、手をつなご
、電信柱
、どうして鳥の巣は違うか
、唐人お吉
、遠山に寄す
、童話
、読書
、読書
、トランプ
長崎十二景(青い酒
・阿片窟
・浦上天主堂
・丘の青楼
・化粧台
・サボテンの花
・十字架
・凧あげ
・出島
・燈籠流し
・ネクタイ
・眼鏡橋)
、流れの岸の夕暮に
、泣きぼくろ
、南枝早春
、南都の夏
、南蛮寺
、ニコライ堂
、日本之雨
、寝椅子
、ねこの通り道
、野分
蓮根と慈姑
、初恋
、花影
、花子
、花の園
、花火
、花火
、花ひらく
、はまうた
、薔薇のとげ
、春江垂釣
、榛名の雪
、春の眼
、春の夜
、春のリズム
、春まつ人
、春娘図
、晩春
、晩春感傷
、晩夏のひと
、光れる水
、美人画賛
、美人觀書
、秘薬柴雪
、白夜
、ふくろ
、籐椅子
、藤の花
、船唄
、冬/雪の風
、ブランコ
、ふる里の海
、ブロークンハート
、頬杖をつく女
、星まつり
、星まつり
、盆おどり
舞妓
(紅舞妓
・春の舞妓
・二人舞妓
・鴨東舞妓)
、舞姫
、髷
、また陽は昇る
、待ちわびて
、松原
、待つ人
、待てど暮らせど
、窓辺
、窓辺(表紙)
、眉をかく女
、麻利耶観音
、まわれはしれ
、道ゆき
、め組
柳橋
、やなぎ湯
、山の湖
、山の娘
、勇敢な恋人
、遊女小春
、ゆうやけこやけ
、ゆかたの女
、雪合戦
、雪の日
、ゆきのよる
、雪の夜の伝説
、夢見る女
、宵待草
、よき朝
洛北早春
、裸婦/夏の女
、蘭燈
、旅舎春宵
、りすのひとりごと
、恋愛の結論
若草の少女
、わくら葉
、忘れうちわ
APL FOOL
、セノオ楽譜 (お江戸日本橋
、お江戸日本橋
、オリエンタル・ローマン
、悲しきワルツ
、果実篇
、初戀之歌
、金剛石
、春の夜
、創造曲
、古歌の思出
、悲しきけしき
、さすらい人
、罌粟の花
、埴生の宿
、月光と露
、ハレルヤ合唱
、マザー・マックリー
、やまと少女の歌
、忍路高島
、こだま
、世の態
、ニーナの死
、たそがれの歌
、麗しき天然
、死と少女
、鐘
、ミネトンカの湖畔
、独唱ラルゴー
、舟の舩頭衆
、紡車
、ジョセランの子守唄
、箱根八里は
、蓮の花
、匂ひの雨
、大島女
、五月の空に
、わが心は
、順禮の合唱
、ヴォルガの舟人
、夕映
、君が像
、ホフマン物語/船うた
、菩提樹の歌
、あかつき
、秋の月
、幸ある御国
、潮来出島
、ロリタ
、セレナーデ
、ロマンス
、かひなき小夜曲
、アベマリア
、歌劇/椿姫
、汝が碧き眼を開け
、白鳥
、泣き黒子
、ハバネラの歌
、印度の歌
、唯我が心悩ぞ知らめ
、ちちのみの
、春の宵
、恋のいきさつ
、御神やよ
、影ふめば
、揺籃
、月ぞけぶれる
、宵待草
、深い河
、ほととぎす
、スヰートホーム
、ああわが子よ
、かなしみ
、 ジプシーの歌
、ヴォルガの舟曳歌)
新小唄 (カチューシャの唄
、忘れし心
、晩餐
、けふ
、やさしきもの
、喜びの日
、たそがれ
、いのり
、たちつれ歌はな
、別れの歌
、宵の心
、椰の葉
、ひとり者
、魚燈
、みちとせ
、バルコン
、越後獅子
、心や里(り)
、雪の夜
、青柳
、きぬぎぬ)
中山晋平民謡曲 (青い芒
、出船の港
、須坂小唄
、波浮の港
、鉾ををさめて
、マノン・レスコオの唄
、鎮西小唄
、紅屋の娘
、雀をどり
、椿
、港踊
、旅人の唄
、東京行進曲
、龍峽小唄
、琵琶湖シャンソン
、鴨川小唄
、眞間之手児奈
、*空飛ぶ鳥
、*望月小唄
、*不壌の白珠)
中山晋平新民謡 (岡崎小唄
、雪よふれふれ
、龍峽小唄
、西尾小唄
、舞鶴小唄)
新作児童唱歌集No1
、新作小学童謡第二編
、童謡小曲第十四編)
「会津レクリヤーション公園」にも、新しい句碑がある。
まてど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
こよひは月も出ぬさうな
▲(会津若松市湊町大字赤井地内)
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