駐車場のある裏口から入り、敷地の中庭を抜け、正面の入口に向かう。
裏口の左手に、「山川三兄妹誕生の地」 の案内板がある。
故なき汚名を着せられた時代にもかかわらず、活躍した3兄妹が生れ育った地である。
◇ 東京帝大総長/山川健次郎
◇ 陸軍少将を経て貴族院議員/山川浩
◇ 外交親善に貢献した鹿鳴館の華/大山捨松
中庭の向かい手前に、湧き出ている。
冷たくて、とても美味い。
鶴ヶ城の北側は、武家屋敷が建ち並んでいた。
この地は一ノ瀬加寿馬邸だったとの説明版が、途中の庭園前にある。
戊辰の役で、すべての武家屋敷は灰燼に帰した。 近くから採集された銃弾も、説明板に添えられている。
庭園には、白虎隊奮戦の地より移植された松がある。
趣のある傘松である。
店主の想い入れがうかがえる。
正面入口 |
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「酒は やたらと飲んで乱れるべからず 慎むべき ひとつなり」
酒一合 気の疲れを ひらく
酒二合 そろそろ肴を好む
酒三合 あと引き上戸は 酒にひかるる
酒四合 酒 散じて 笑い上戸
酒五合 心乱れて 腹立て上戸
酒六合 気せまって 泣き上戸
酒七合 遊女通い
酒八合 酒、酒をのむ
酒九合 酒、人をのむ
酒一升 大酒は 一升の毒
各々に解説がついていて、思わず読み入ってしまう。
解説文の詳細は、訪れる時までの楽しみとしよう。
屋内に、昔の蔵の壁が保存されている。
昔の温もりが感じられる。
中庭の前にもあったが、再び出口にも設けられていた。
以前は、酒の仕込み時に入れなかった難点があったものの、2階に会津藩関連の貴重な資料や品々なども併せて展示されていた。
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新たな展示室は、醸造に関するものに限定されてしまい、見ることができなくなった。
とても素朴な造りなのだが、郷愁を覚える。
ここには、古き良き時代の息吹が満ちている。
思い出とともに、ぜひ金賞受賞の名酒のお求めを。