延享4(1747年)、江戸幕府の代官所が設置され、磐城各藩の年貢米積出港であった。
安政2(1855)年、内郷白水地区で炭層が発見され、石炭の積出港として発展する。
現在では、重要港湾の指定もされ、日本有数の港。
魚市場だけでなく、テレビで紹介される人気の食堂もあり、観光地として賑わっている。
岬の高台には三崎公園もあり、"いわきマリンタワー"がそびえ立つ。
▲(いわき市小名浜字栄町5/1号埠頭〜辰巳町43-1 〔HP〕)
小名浜2号埠頭にある東北最大級の水族館。
平成12(2000)年7月15日、開館。
全館をガラスで覆った建物で、デザイン的にも目立っている。
愛称「アクアマリンふくしま」で呼ばれることが多い。
魚の展示だけでなく、海洋植物や海の文化、環境に関するコーナーなど教育としても充実。
世界初のサンマの養殖に成功しており、メヒカリなど卵から育てており、絶滅危惧種の調査や保護活動なども行っている。
▲(いわき市小名浜字辰巳町50 Tel. 0246-73-2525 〔HP〕)
温泉利用のテーマパーク5つなどからなる大型レジャー施設。
・スプリングタウン (水着を着用しての温泉施設)
・温泉浴場パレス (1千平方m弱の大浴場に12種24浴槽)
・スプリングプラザ (幅20m、高さ3mの滝がある広場)
・江戸情話/与市 (江戸情緒あふれる世界最大の露天風呂)
・宿泊施設 (ホテルハワイアンズ、ウイルポート、クレスト館)
炭鉱の斜陽化が始まったため新規事業として、昭和41(1966)年「常磐ハワイアンセンター」としてオープン。
平成2(1990)年、「スプリングパーク」としてリニュアルし、創設からの年間利用者数も更新している。
▲(いわき市常磐藤原町字蕨平50
Tel. 0246-43-3191 〔HP〕)
昭和59(1984)年、開館。
大きく分けて石炭展示室と化石展示室がある。
石炭展示室は、常磐炭鉱の歴史や模擬坑道、採掘道具、当時の炭鉱町の生活を復元した様子などが展示されている。
映画「フラガール」の常磐炭鉱のシーンにも使われた。
化石展示室には、いわき市内で発見されたフタバサウルススズキイの化石の復元標本のみならず、世界各地の化石が展示されている。
▲(いわき市常磐湯本町字向田3-1 Tel. 0246-42-3155 〔HP〕)
「奥州三関」の1つ。
古くから歌枕となっており、数多くの和歌に詠まれている。
奈良時代に、蝦夷の南下を防ぐ砦として設けられた。
「なこそ」とは、古語での“禁止”を意味し、「来るな」とのこと。
現在では、面積25ヘクタールほどの公園として整備されている。 勿来関文学歴史館、吹風殿、国民宿舎などもある。
古くから桜の名所でもあり、眼下からの海岸線の眺めは、すばらしい。
▲(いわき市勿来町関田)