二十一番 左下り
左下りは 岩に聳えて懸造り 二十番 御山
遥るばると 登りて拝む 岩屋山 二十二番 相川月 諸共に 出づる御手洗 十九番 石塚
後の世を 願う心は 軽くとも 二十三番 高倉人の願いも 満つる高倉 十八番 滝沢
滝沢の 落ちて流るる 滝の水 二十四番 関山雲降 十七番 中ノ明
詣るより 頼 二十五番 領家大悲の光り 有明の月 十六番 平沢
参り来て 浮世をここに 忘れ置く 十五番 高瀬
乗り得ても 心許すな 天小舟 |
右側の一段上にある空間
番外 鳥追
金剛 三十番 中田 巡り来て 四方の千里を 眺むれば これぞ会津の 中田なるらん 三十一番 塔寺 遥
三十三番 御池
参るより 恵も深き 御 三十二番 青津 春は花 夏は青木に 繁りつつ 秋は紅葉に 染むる露しも 二十九番 雀林 巡り来て 西を遥かに 眺むれば 雨露繁き 古方
二十八番 高田
昔より 立つとも知らぬ 天王寺 奥の細道 轟 二十七番 大岩 山深み 池に流れの 音添えて 浮世の夢を 洗う松風 二十六番 富岡 朝ぼらけ 賑わう里に 立つ煙 誠の人を 止むる富岡 |
十四番 下荒井
高の山 十三番 舘
遥 十二番 田村山
千早振る 神ぞまこと 住吉の 十一番 束原
昔より 誰 十番 勝常
幾度も 歩みを運ぶ 勝常寺 九番 遠田
後の世を 願う心を 照らすらん 八番 竹屋
今朝の日は 遥か竹屋の 観世音 |
七番 熊倉
古里を 遥 五番 熱塩
後の世を 救け給えや 観世音 六番 勝 (すぐれ)里に時雨の あらんかぎりは 三番 綾金
露の身の 夢幻の 二番 松野
朝日さす 夕日輝く 大 四番 高吉仏の光 道ぞ輝く 一番 大木
万代 地獄道 大定智悲地蔵尊 |